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| =《水俣・東京展》閉幕= |
| "「近代化」とは? 「人間」とは?"訴える 入場者は見込みを下回る。水俣展の曲がり角か |
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"近代化とは何か。人間とは何か。"−をメインテーマに水俣フォーラム主催による《水俣・東京展》が7月20日−8月6日まで東京・恵比寿の東京写真美術館で開かれた。東京での開催は第1回水俣展(品川)以来4年ぶり。非公式ながら、会期中の入場者は展示場が約5000人、ホールが約1500人、合わせて約6500人と、当初見込みより下回ったようだ。 ◇
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写真展示は「レンズが失われた声を聞いた」をテーマに、ユージン・スミス/アイリーン・スミス、桑原史成、塩田武史、芥川仁、宮本成美の5カメラマンの水俣作品が展示された。 さらに、「残された物こそ雄弁に語る」のフレーズのもと、水俣病発症量の有機水銀、水俣湾にあった水銀ヘドロなどの実物展示も行われた。 これらの展示に対して、専門の説明員による説明会も行われ、1回だけだったが英語によるレクチャーも行われた。 | |||||||||||
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一方、ホールプログラムは映画の上映や講演が以下のように多彩に行われた。 | |||||||||||
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会場に都合3回足を運んだが、そのつど「主催者はもう少し入場者がほしいだろうな」という感じをもった。実川事務局長は中間段階で「A紙も記事で紹介してくれたし、最後の追い込みに期待している」と話していたが、どうやら主催者見込みを下回ったようだ。この種のイベントは、必ずしも多く入ればいいとは思わないが、夏休みでもあり、この展示会の性質からいって、もっと若い人や子供たちの姿があって良かったと思う。いくつか理由はあるようだ。組織による動員に頼らなかったこと、世間の注目が沖縄でのサミットに集まっていたこと、資金的に宣伝に多くをかけられなかったことなどなどだ。 たまたま会場で耳にしたことを紹介しよう。中年の男性だったが「これで1300円は高いね」と話していた。高いか安いかの論議はとにかく、展示のパターンはほとんど変わっていないし(むしろ品川での第1回東京展を見た人は物足りないだろう)、展示されているパネルも予算上の制約があったためと推察するが、もっと工夫されて良いのではというのが率直な感想だ。その意味で、水俣展も一つの曲がり角にきたといえるのではないか。 ただ、ホールプログラムは多彩な講師と、いまなかなか観られなくなった土本典昭監督の一連の作品が観られたのは貴重な機会だった。水と油ではと懸念された患者さんと女優さんの組み合わせも新鮮だった。
【司 加人】
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