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「環境問題で"頼れる議員"は参院に多い!」

「議員と市民のパートナーシップの活動アンケート」




「環境問題に関しては衆院の先生は頼りにならず、参院の議員さんに少数ながらも"環境派議員"が生まれる傾向が出てきた」−衆議院が解散し、選挙戦に突入した今、こんな興味あるアンケート調査結果が公表された。

「議員と市民のパートナーシップの活動アンケート」と題されたこのアンケートは、環境NPO研究家の後藤隆さんと、フリージャーナリストの政野淳子さんが代表する同アンケート実行委員会がIIHOE=人と組織と地球のための国際研究所(川北秀人代表)の協力を得て、環境保全に関心のある100の市民団体等に送付し、うち46団体から得た回答を集計・分析したもの。 その結果、浮き彫りにされたことは、@多くの市民団体がイベントや集会などの案内をまめに送り、各国会議員に視察や集会への参加を促していること。Aそれに対し、各議員からの反応は衆院の方が相対的に多いにもかかわらず、"頼れるパートナー"として3団体以上から名前があがった議員の数は参院の方が多く、少数ながらも固定した環境派議員が生まれる傾向がみられること− などが特徴として上げられ、日本にもようやく市民と議員のパートナーシップが根付き始めてきたのではないかと分析している。

集計結果の中には、「パートナーとして重要な議員」の実名が上げられており、投票対象や基準の決まっていない人には一つの参考になるかも?



「議員と市民のパートナーシップ活動アンケート」調査集計結果【数値集計編】

■回答を寄せた団体の取り組みテーマ=延べ116件(複数回答あり)

  • 地球環境問題(17件)
  • 自然保護(24件)
  • 公害防止(6件)
  • 廃棄物・リサイクル(11件)
  • 化学物質(4件)
  • 公共事業(21件)
  • 生活環境(13件)
  • エネルギー(9件)
  • その他(11件・内訳=環境政策・環境マネジメント、先住民の権利擁護、オオタカ保護、RDFとRDF発電事業、 環境教育、基本的人権の擁護、野生生物取引、環境教育、森林認証、動物保護)

■「協力者・パートナーとして重要な議員」として挙げられた国会議員(調査項目16)

  • 衆議院
    愛知和男(自民) 石井紘基(民主) 金田誠一(民主)
    川内博史(民主) 菅直人(民主) 鯨岡兵輔(自民)
    小杉隆(自民) 河野太郎(自民) 小林守(民主)
    笹山登生(自由) 佐藤謙一郎(民主) 鈴木恒夫(自民)
    辻一彦(民主) 中島武敏(共産) 中川智子(社民)
    細川律夫(民主) 保坂展人(社民) 前原誠司(民主)
    谷津義男(自民) 山元勉(民主) 横路孝弘(民主)
     :計21名
  • 参議院
    岩佐恵美(共産) 大渕絹子(社民) 大脇雅子(社民)
    岡崎トミ子(民主) 緒方靖雄(共産) 加藤修一(公明)
    清水澄子(社民) 島袋宗康(二連) 高野博師(公明)
    竹村泰子(民主) 照屋寛徳(自民) 堂本暁子(無)
    中村敦夫(無)  畑野君江(共産) 福島瑞穂(社民)
    福山哲郎(民主)
     :計16名
  • 上記のうち、3団体以上から名前が挙がった議員
    衆:金田誠一(民主) 河野太郎(自民) 小杉隆(自民)
      佐藤謙一郎(民主) 前原誠司(民主)
    参:緒方靖雄(共産) 加藤修一(公明) 竹村泰子(民主)
      中村敦夫(無) 福島瑞穂(社民) 福山哲郎(民主)

■国会議員への働きかけの対象と手法(調査項目1.15)

  • 個々の議員に対象を絞って働きかけをする手法
    衆議院議員44名、参議院議員26名−−が働きかけを受けた。
  • 衆参の関連委員会(所属議員)を対象にする手法
    衆議院=環境委員会、科学技術委員会、商工委員会、農林水産委員会、予算委員会
    参議院=国土環境委員会、経済産業委員会、農林水産委員会、予算委員会 
  • 議員連盟に向けて働きかける手法
    自然エネルギー促進議員連盟
    公共事業チェックを実現する議員の会
    諫早等湿地干潟を考える議員の会
  • 政党や政党内の組織に向けて働きかける手法
    自民党、民主党、民主党政調、社民党、共産党、公明党・農林水産部会、昔の社会党
  • 地元議員を対象にする場合:徳島、神奈川
■議員への働きかけの手法別(縦)、対象別(横)に見た取組み件数(調査項目1.15)
(注:衆=衆議院議員、参=参議院議員、衆参委=衆参委員会、議連=議員連盟、地=地元議員、政=政党)
  1. イベント・集会の案内を送ったことがある。

    衆参委議連合計
    57432417114

  2. 郵送、FAX、メール、電話などで取り組みテーマに関し、情報提供をしたことがある。

    衆参委議連合計
    73634528155

  3. 議員事務所を訪問して問題提起や情報提供をしたことがある。

    衆参委議連合計
    57333515104

  4. 議員事務所とインターネットを通じてコミュニケーションを取っている。

    衆参委議連合計
    121611
    232

  5. 請願の紹介議員になってもらったことがある。

    衆参委議連合計
    1715
    2
    337

  6. 委員会を傍聴したことがある。

    衆参委議連合計
    6961
    123

  7. 視察や、集会に参加してもらったことがある。

    衆参委議連合計
    65393514117

  8. 議員と協力して勉強会やワークショップ・シンポジウムを行ったことがある。

    衆参委議連合計
    3219251261

  9. 省庁や大臣への交渉、懇談、要請に協力や同行をしてもらったことがある。

    衆参委議連合計
    2326331258

  10. 行政が持つ情報の資料請求に協力してもらったことがある。

    衆参委議連合計
    2619341356

  11. 質問主意書の提出に協力または依頼したことがある。

    衆参委議連合計
    1311251
    32

  12. 国会での質問の提案や協力または依頼をしたことがある。

    衆参委議連合計
    1827441357

  13. 議員立法の提案や協力をしたことがある。

    衆参委議連合計
    8232

    15

  14. 法案審議を意識して情報提供や協力をしたことがある。

    衆参委議連合計
    151733
    442

  15. 議員と共同で記者会見を行ったことがある。

    衆参委議連合計
    810
    2
    121

■参考/「世論形成活動について」の回答

  • 法案審議をターゲットにして論文の発表や広報活動を行ったことがある。
    Yes(37%) No(61%)
  • 国会への働きかけと地元議会への働きかけは同時に行う。
    Yes(33%) No(64%)
  • 問題提起のためのチラシやパンフレットを作成したことがある。
    Yes(86%) No(11%)
  • テーマに関して記者会見を行ったことがある。
    Yes(84%) No(14%)
  • マスコミにFAX、郵送等で問題提起を行ったことがある。
    Yes(93%) No(4%)
  • 新聞への投稿や投書を団体名で行ったことがある。
    Yes(45%) No(53%)
  • ホームページで取り組みテーマを訴えている。
    Yes(85%) No(12%)
  • メーリングリストなどの電子情報を積極的に活用している。
    Yes(78%) No(20%)



「議員と市民のパートナーシップ活動アンケート」調査集計結果【意見編】

■議員への働きかけを行った結果や世論形成活動に関し寄せられた意見(調査項目17)

  • 集会や現地視察については、社会的に大きな効果がある。しかし 、省庁との交渉については、官僚のほうが情報量が多く、かつ巧妙 で、議員の力が十分に発揮できていないようだ。また、官僚制度の 縦割り、現行法の限界などで、十分なツメができず、先が見えてこな い場合が多い。政策実現のための細かいステップを描き、丹念に進 める必要がありそうだ。
  • 国会で取り上げてくれれば、多少なりとも動きが生じることを実感 します。地方レベルではどうしてもそうなりません。
  • 議員はもっと独自の政策立案活動をすべきである。
  • アンケートにお答えしながら、全く、政治家と接触していないことに が恥ずかしくなりました。私の活動情報を送っているのは、地元の市 議会議員だけです。国会は遠いですね。でも、私たちの国会です。何 とか、私たちの物にする努力をはじめたいと思います。
  • シンポジウムなどに参加していただくことは比較的難しい(議員が 忙しいから)が、資料請求や質問主意書等に協力していただき、その 内容を有効に活用している。
  • 国会議員ではなく、神奈川県の議員のことですが、FAXで問題提 起・情報提供をし、電話をかけたところ、「なぜ自宅の電話を知ってい るのだ」とすごい剣幕で怒鳴られたことがあります。県の議会事務局 で教えてもらった連絡先だったのですが、とても信じてもらえたようで もなく、かえって危ない団体というレッテルを張られたようです。また、 県議会選挙の際に、全立候補者に質問状を送る際にも、送付先を聞 こうとしただけで「そういうのは、ウチはけっこう」と断った立候補者が あり、議員という仕事の認識が人によってずいぶん違うとに驚いたこ とがあります。
  • アンケート内容がちょっと難しい。可能であればもう少し整理した方 がいい。
  • 一つの党の協力にしぼらず、他党の議員活動にも目を向けるべき。 広く、議員の協力を求めることは運動にとって有用。
  • 地元選出議員として、省庁交渉の窓口をお願いした。省庁交渉の 場所提携と司会をしてもらった。当事の各省庁の考え方、方向性を直 接聞くことができた。会から各省庁へ直接働きかけよりも参加対応が 違っていたように思います。直接働きかけよりも参加対応が違ってい たように思います。議員に地元で起こっている問題を伝える事ができ、 交流もはかればよかったと思います。
  • 省庁とは長い間、つながりを持ってきたので、必要な資料について は直接いただける。
  • 大変有益だった。日常的に連絡をつけることが重要かなと思う。
  • 「諫早予算の個別賛否の」実現を働きかけた.法案審議と予算審議 のうち、後者が形式化していて機能していない。無駄な公共事業をひ とつひとつ個別に採決していくことが「予算修正動議」で可能。地方自 治体での実現例もある。2001年度予算で実現させたい。
  • 国会質問や省庁への要請などでは議員の協力が非常に役に立った。
  • 具体名を挙げるのは結構きついです。(はっきり憶えていない場合 がある)
  • 会から立候補していた元社会党(社民党になって離党)の区議会議 員が前回落選して以来、議会への働きかけが極めて難しくなり、困っ ています。
  • 特定地域の自然環境を保全する活動については、全国的な活動よ りも、同地域内での様々な活動(対地域世論、対県・市(首長を含む)、 対県議会・市議会等々)が何よりも重要と考えている。ホームページ等 についても力を入れているつもりであるが、最優先事項ではない。
  • 熱心な議員にはどうしても依頼が集中しがちです。その結果、かえ って力が発揮できないのではと、気掛かりです。地元選出議員をはじ め、超党派の観点で、幅広く協力議員を発掘し、協力関係づくりをして いけたらと思います。
  • 私たちが取り組んでいるのが県の事業であるため、今のところ市議 会議員、県議会議員を働きかけの対象と考えています(県の事業なの で、いきなり国会議員に持っていっても効果はないだろうとの考えから です)。県議会選挙や国会議員の選挙の際に、アンケートを行い投票 に役立てようとしたことはありますが、選挙を目前にしたときには、それ なりに皆さん立派なことを言ってくださるので、やはり、「普段から」「日 常のようす」をふまえて、議員として託せる人なのかを見極める目を持 ち続けていなくてはいけないと感じました。 とはいえ、大勢いる議員のようすを日頃からチェックするのは、一市民 ではつらい。小さなグループでは、しょせん数人のマンパワーしかない ので、やはり、つらい。こういう方式で、みんなで少しずつ情報を持ち寄 るというのは、役に立つ大きな情報となりえるかもしれないと思います。 その際、評価の理由がもう少し具体的にわかると(このアンケートでは 評価理由まではわからないと思いますので)、より役立つのではない かと思いました。
  • 田舎では、政党色が少しでも見えてしまうと、その時点で、「地域で 協力者を広げる」ことの大きな足かせとなることが多々あります。議員 といっしょに何かに取り組まなければ変わらないことも多いので、けっこ う悩みます。ただし、ある程度、問題や活動の規模が大きくなれば、そ ういうことはないように感じるので、活動の初期段階(大きくなれない 団体?)ならではの悩みなのかとも思います。
  • 容リ法について最初から省庁としては何度か話し合いをもって進め てきたし、今日でも必要な情報については交流している。容リ法の時 は団体名で通産、厚生省に要請書を提出した。
  • 議員の皆さんに協力を得ていることは感謝しています。現在、日本 には政党と呼ぶにふさわしい党は数少ない。政党再編もしくは政党解 消があって当然。住民運動体側は政治上の結集軸を提起し続けてい るのに……・。国会議員の皆さん以上に、秘書さんの皆さんに多大な る御足労とご協力をいただいていることに、あつく感謝いたします。
  • 皆さんとりわけ忙しく、各議員の興味が当方のテーマと一致した場 合でも、行動を共にすることはなかなか難しい。とはいえ、緊急課題で 省庁へ申し入れを行う時などは精力的に協力していただいている。「議 員の会」は会としての見解を示すことができていない。政治的に極め て信頼性が乏しい組織と言わざるを得ない。河川法改正の時のような 、テーマ別政策検討会を共に持てるようになることを強く期待する。
  • 他グループなどと共同しての動きが多く、必ずしも境目がはっきりし ていません。ただ、政党を問わず、積極的に関わってくださる議員さん は、長く協力してくださっているように思います。
  • フロン放出規制に関しては、地域ごとに地元の条例化を目指してロ ビー活動を展開しているところがあります。
  • 委員会での質問、マスコミの取材など広く訴えられ、TV番組での会 の活動の特集などにつながる。その後、第二東名の着工延長につなが り、この決定に議員が尽力してくれた。ありがたい。
  • 「公共事業チェックを実現する議員の会」の件でも特に民主党の方々 にはお世話になっています。当会としては全く政治色はありません。 でもお力を得下さる方々はうれしく思います。
  • 当会は昨年11月に立ち上げたばかりなのであまり議員への働きか けはできていないのですが、(別組織で)鳥獣保護法「改正」問題の時 には、1)、3)、15)以外はほとんどの経験があります。これらを、今後 どう活かしていけるのかが問われていると考えます。特に、沖縄問題 は難しく(民主党の方の反応はほとんどありません)、まずは、やはり出 身議員の方にあたることが必要と考えられます。しかし、沖縄のジュゴ ンの問題は、日本のジュゴンの問題でもあり、党を超えた次世代に関わ る問題なので、それをどう普遍化できるのか、そのためにはどのような 訴えが必要なのか暗中模索しています。環境議員に向けて情報発信 のためのメーリングリストがあり、活発な議論が起こればいいと考えま す。(NGOからの一方的な情報提供だけでなく、議員側からの具体的な アドバイスなど)議員立法に関しては大変興味があります(難しそうで すが….)
  • 都市部で地域の環境問題を取り上げても興味を示す議員は共産党 以外にはいないというのが現実です。共産党系の住民団体とは一線 を画しつつ協力していますので,国会等へのアプローチはそちらに任せ てあり、その内容において実質的なところで協力しているというのが実 情です。今も,東京の三環状道路を一括した要求をまとめているところ です。他の党にも働きかけができればいいのですが。
  • 国会議員としての制約にもかかわらず,野生生物のことについて真 剣に考えていただける方々があることを知りました。
  • 私どもの会は、RDF発電所建設白紙撤回を目標として、地域住民約 2000名が集まっています。会員の中には、政党、宗教などを超えて参 加しているので、難しい面もあるのではと思います。
  • 私どもは、各委員会、議員連盟とのパートナーシップはあまりありま せん。直接、各省庁、各機関への申し入れや公開質問状、要請、交渉 行動が中心。請願署名は、これまで多く提出しましたが、紹介議員は そのたび、各党はすべてに呼びかけ多数の議員の協力となり、決まっ た人は少ないです。
  • 地味だったり、難しかったりして大切な問題でもなかなかマスコミに 取り上げられなく世論づくりに苦労しています.取り上げてもらうためには 、ただFAXや、郵送で資料を送ってもまず黙殺されます。担当の記者に 興味をもってもらい、あらゆる情報を提供して、しつこく確認を取らないと 小さな記事でも載りません。そのエネルギーは大変なものです。大きな NGOは広報担当などいるのであまり苦労はないのでしょうが、草の根 NGOでは何から何までわずかなスタッフでやらねばならないので、企 画の半分は広報活動に裂かれます。もう少し、スマートな方法はないの でしょうか?
  • 世論形成の手段としては、新聞投書、イベント開催くらいで、市民グ ループの横のネットワークをもっともっと充実させなければと思っていま す。横のつながりができることで全国的なキャンペーンなどが出きるの ではないかと思っています。





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