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=「第5回水俣病事件研究会(大阪)の記録」刊行=

「社会科学的研究会」の報告書への意見収録




1月に大阪で開催された「第5回水俣病事件研究会(大阪)の記録」が2月20日、現地世話人の木野茂・大阪市立大学理学部講師らの手によってまとめられた。この記録は、昨年12月に環境庁国立水俣病総合研究センターが公表した『「水俣病に関する社会科学的研究会」報告書』をめぐって、宮澤信雄さん(元NHKアナウンサー)が「批判的検討」と題して、報告書の在り方、内容、名を連ねた委員たちなどへの批判と事実誤認を指摘したことに端を発し、議論が沸騰、セッションは時間の制約もあったため、世話人代表の原田正純・熊本学園大学教授の発案で、当日の発言記録と、発言しなかった人たちの意見を収録したもの。

研究会後に寄せられた参加者からの意見は13人にのぼっているが、中でも西村幹夫・朝日新聞記者の指摘が圧巻で、同氏の長年にわたる水俣病事件研究の奥深さを感じさせる問題指摘となっている。
"意見"は一部を除いて、ほとんどが批判的な立場・考え方に立っているのが目立っているが(今までにない試みに対する評価は思っていても言いにくい?)、「これでもって事件研究会として統一した見解や行動するということではない」(原田世話人代表)し、「今後の議論が広まり、深まるような、一つの踏み石となるような報告書を目指せばよい」(舩橋晴俊・法政大学社会学部教授)と考えている人は舩橋さん一人ではないであろう。


なお、同記録は下記の現地事務局に連絡すれば実費(1部500円+郵送料 料金後納)で入手できる。先着50名。
〒558−8585 大阪市住吉区杉本3−3−138
大阪市立大学理学部 木野 茂気付
Tel/Fax 06−6605−2541
E-mail : skino@sci.osaka‐cu.ac.jp