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東大自主講座や水俣病未認可患者を陰で支えた
 
安川 栄さんを偲ぶ会





1970〜80年代にかけて、東京大学で宇井純さん(現・沖縄大学教授)が「自主講座・公害原論」を主宰した際、印刷業を営みながら有力なサポーターを務め、その後、水俣に移住して、パートナーの加藤たけ子さんたちが胎児性患者と運営する “ほっとはうす”の裏方として支えてきた安川栄さん(2001年11月14日、67歳で死去)を偲ぶ集いが8月3日午後2時30分から、東京・文京区の区民センターで開かれた。





安川さんを評価しながら急逝した唐木・元中日新聞記者も共に偲ぶ


この日の安川さんを偲ぶ集いには、水俣から患者の人たちや“ほっとはうす”のスタッフ、支援者など17人が上京したのをはじめ、100人を超す人たちが集まった。 また、安川さんの活動をジャーナリストとして評価し、その取材のために故郷の信州へ出かけようとしたその日に急逝した元中日新聞記者の 唐木清志さん(7月7日に2002年田尻賞を受賞)も一緒に偲びたいとする加藤さんの希望で、2人を偲ぶ集いとなった。

安川さん、唐木さんを追悼する土本さん
偲ぶ集いは、まず「追悼の部」が午後2時30分〜4時30分まで行なわれた。追憶のビデオ上映の後、呼びかけ人を代表して記録映画監督の 土本典昭さんが「最後にお会いしたのは昨年秋、水俣で水俣病展が開かれた際に病院へお見舞いに行った時だった。 その時、彼は、私が胎児性患者の坂本しのぶさんのことを書いた文章を話題にし、「映画よりいいよ」と言われた。労働運動の原点に立脚し、自主講座を助け、そして水俣に移って未認定患者を支援し、“ほっとはうす”を支援していた安川さんには時々電話をかけて判断を仰いだ。いわば水俣の心のよりどころであった。こうなった以上、“ほっとはうす”が元気で続くことが残された我々の責務と言えよう」と述べた。

続いて、自主講座関係を代表して井上澄夫さんが「故松岡信夫さんと安川さんは自主講座の見事な裏方だった。若い人に、その生き方そのもので何かを示した人だった。少し早すぎたが、それも安川さんらしいと言えるかもしれない。人間的な苦しみを山ほど抱えながら見事に生きた人だと思う」と、独特な表現で追悼した。

次に、海外出張のため出席できなかった宇井純さんが「松岡信夫、田尻宗昭、飯島伸子を失い、いままた安川栄を失い、身を切られる思いだ。自主講座では実行委員会の人たちを調整し、
2人の遺影を中心に、この日集まった全員で記念撮影
まとめ、指揮した人だった」とのメッセージが読み上げられ、さらに関西訴訟原告団や水俣互助会のメッセージや水俣病患者の杉本雄・栄子夫妻、開田理巳子さんらのビデオメッセージも上映された。そして、実兄でフランス在住の画家である安川博さんが栄さんの恩師の言葉や唐木清志さんのことなどを謝辞を含めて述べ、唐木街子さんも涙ながらに謝辞を述べた後、遺族を代表して加藤たけ子さんが「唐木さんの遺影と安川の遺影が並んでいるということは何とも言い難いものがあるが、このように多くのみなさんにお出でいただき、盛大な集いを催していただいたことに深く御礼申し上げたい。残された者の役割として“ほっとはうす”の活動を充実させたいし、みなさんの心のこもった追悼の言葉をいただき、追悼集をまとめたいと考えている」とあいさつして、立川勝得、久保田好生両代表が主催者あいさつをして締めくくった。






故人を偲びにぎやかに水俣ハイヤ節を踊る


献杯・懇談会では患者さんを中心に水俣ハイヤ節を踊って供養とした


続いて、午後6時30分からは会場を全水道会館に移して「献杯・懇談の部」が催され、十数名のリレースピーチや舘野公一さん(自主講座)のギターの弾き語り、荒馬座による2001水俣ハイヤ節の指導や患者さんを輪の中心にして出席者のほとんどが参加しての総踊りが繰り広げられ、午後9時近くお開きとなった。












▼ 追悼集への寄稿呼びかけ ▼

実行委員会は、安川栄さん追悼集への寄稿を求めている。締切は8月末日で、400字詰めで2−6枚を目安に。実行委へ郵送すること。

 * 連絡先:東京・水俣病を告発する会
        〒113−0024 東京都文京区西片1−17−4 ハイツ西片202
        TEL & FAX 03−3814−5639  
        [ E-mail ] t-kokuhatsu@nifty.com

 * 連絡先:株式会社トライ
        〒113−0021 東京都文京区本駒込3−9−3 トライビル
        TEL 03−3824−7236 FAX 03−3824−7256  
        [ E-mail ] info@try-sky.com






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