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−「水俣病事件」関西訴訟特集 I− |
| (3)東京で報告集会:「国・県・チッソよ上告するな」を決議 |
| チッソ・環境省などへの抗議で幅広い協力求める |
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東京・水俣病を告発する会は5月1日午後6時から、東京・文京区民センターで「判決報告東京集会」を開き、参加者全員一致で「国や熊本県、チッソは大阪高裁の判決に従い、上告すべきではない」旨の緊急アピールを採択した。また、同会は上告の猶予期間5月11日まで、多方面にメッセージを送ることや、7、8の両日は東京で、9日は熊本で環境省などと交渉することと、これらに対して多くの人たちのメール、電話、Faxなどによるサポートを呼びかけている。 ▽
この日の報告集会には土本典昭映画監督、桑原史成カメラマンや支援関係者、一般市民など約100名が参加した。 冒頭、この日が水俣病公式発生の日にあたることもあって、亡くなった患者さんたちに対し全員で黙祷をした後、関西訴訟に20年関わってきたという西口徹弁護士の判決分析から本論に入った。各氏の話の概要は次の通り。 | ||||||
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評価したい「市民感覚に沿った判決」
〈西口徹弁護士〉
水俣の経験を人類の財産にするなら上告すべきではない
〈庄野昭博さん・関西訴訟を支える会を代表して〉 基本的に勝てたことにまず御礼を申し上げたい。思い起こせば昨年10月1日、東京でも支援する会をもってもらい、そこで起こった署名運動が瞬く間に4万を超えた。これらをはじめとする多くの力が今回の判決を勝ち取ったと言える。長い闘いを続ける成果が少しは通じる世の中になってきたと思うし、"継続は力なり"を改めて感じた。 判決が出された瞬間はわが耳を疑った。 しかし、2名は棄却され、11名は減額された。両手を上げて喜べない。水俣の経験を人類の財産とするにはこの判決を確定することだと考え、気を引き締め、全力をあげて国・県・チッソに対応していきたい。
心から御礼申し上げる
〈川上敏行原告団長〉 19年あまり闘ってきた。心から御礼申し上げる。 今後は熊本(県)と東京(環境省、チッソ本社)と行動範囲が広がるのでエネルギーが続くか心配だが、引き続き頑張りたい。
上告は"新たな加害行為"だ
〈宮澤信雄さん・『水俣病事件40年』の著者〉 この判決の持つ意味のいくつかの点を話したい。
第1に、19年闘ってきて良かったとの思いがしている。というのは、95年のいわゆる政治決着は二つのマイナスがあった。国・県の責任はないとした点と、水俣病ではないという前提で解決金が支払われた点だ。
第3に、水質二法の適用はその気があれば1、2ヵ月でできたはずで、60年1月以降、規制しなかったのは過失責任があり、賠償すべきだ。 第4に、今回の判決は「水俣病の医学の誤りをはっきりと断じた」ということだ。60年で終わったとして、排水規制をさぼる一方で、認定制度を作ったのは患者救済ではなく、チッソ救済だったのだ。(患者だと)名乗りにくいことを知っていて呼びかけなかった。 第5に、熊大は60年以降、今日まで一度も現地調査を行っていない。汚染を受けていない所も調べて比べる必要があったのにまったくやっていない。臨床も病理も…。
最後に、もし上告するとすれば、それは"新たな加害行為"だ、と声を大にして言いたい。環境大臣も熊本県知事も有能な女性だ。彼女たちは官僚に言うべきだ。「国の根幹とは人の命を大事にすることだ。上告はしない」と。
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そして、事務局からハガキ、メール、電話、Faxによって「上告するな」のメッセージを下記宛て送ることへの協力要請が行われた後、川上原告団長が現在の心境を託した相撲甚句を披露して、午後9時散会した。 | ||||||
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〈メッセージ送付先〉
*チッソ水俣病関西訴訟を支える会
*東京・水俣病を告発する会 |