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「水俣・川口展」が水俣フォーラム主催、埼玉県などの後援で3月17日、25日までの会期で川口総合文化センターで開催された。今回のキーワードは「近代化とは何か。人間とは何か。」
入口を入るとすぐ「メイン展示」があり、"悲しみの底に何が見えるか"と題し、1956年4月、幼い少女を奇病が襲った、というプロローグから始まり、映像でたどる水俣病と私たちの半世紀と題した年代記が展示され、スミス夫妻、桑原史成、塩田武史、芥川仁の写真展示"レンズが失われた声を聞いた"が改めてこの事件の問題点を提起する。このほか丸木位里・俊夫妻の「水俣の図」(レプリカ)、中村正義の「何処へ行く」(同)などの美術展示や実物展示も行われている。
今回の新味は特設された「語り部コーナー」での患者、支持者、研究者などが交替で約20分の事件史の証言。初日は患者家族の杉本肇さんらが、2日目は研究者の宇井純さんがそれぞれの立場から経験談や水俣病事件との関り合いなどを話し、20席設けられた椅子は毎回満席だった。
また、ホールプログラムとして、普段なかなか見られない土本典昭監督の一連の水俣病関連の作品の鑑賞、研究者とジャーナリストの対談などが行われた。
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