自主管理、レスポンシブル・ケアに話を移します。
この、RCのポイントは、化学物質の製造、販売業者が化学物質の開発、製造、流通、使用、最終消費、廃棄の全ての工程にわたって環境保護、保安防災、労働安全衛生、化学品安全の全てにつき、継続的な改善、発展を目指すことを経営者−社長のことです−が宣誓、実施し、かつその計画、成果を社会に公表するという、自主管理活動です。これがRCの定義であります。ちなみに、私ども三菱化学の場合、会長、社長のみでなく、すべての工場長、研究と技術の責任者、つまりラインの責任者は全てサインさせました。
RCの目指すものは、いうまでもなく持続可能な開発を目指して
@活動の公正さ、透明性を維持する。
A科学的根拠と社会的要請。
B活動の継続的向上を図る。
C活動の実績を評価する。
D国際的、地球的レベルへの広がり−
を図るというものです。このうち、国際的広がりという点では、ICCA(国際化学工業協会)というのが1990年に設立されました。一言でいえば、RCのために作られたものですが、日本は設立と同時に加盟しており、一員になっています。
簡単にRCの歴史を振り返りますと、まず1985年にカナダとCCPAがRCを提唱しました。それに、当時のアメリカのUCCのケネディという社長が賛同して、90年にICCAの設立につながり、92年のブラジル・サミットが開かれた際、アジェンダ21でRCが推奨され、94年こんどは化学物質安全政府間フォーラム(IFCC)でRCが認定され、日本では95年に日本化学工業協会内にJRCC(日本レスポンシブル・ケア協議会)が設立されたという経過です。
PRTRの仕組みについては、OECDのガイダンスマニュアルからとってみました。年度毎に情報の処理、情報の公表を行うことがポイントであります。
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